読売新聞の、6月12日のニュース『IP電話乗っ取り国際通話、高額請求の被害多発』では、
インターネット回線を使うIP電話が乗っ取られ、知らないうちに国際電話をかけられて高額の電話料金を請求される被害が多発していることが分かった。今年3月以降、少なくとも約80件が確認され、1か月に255万円を請求されたケースもあった。
とあって、IP電話と言えばひかり電話なので、いろいろ調べると結局この事件がひかり電話らしいと解り、ビビりながらも『家庭用でそんな事になるか?』と疑問を思い、結果としては
可能性はゼロでは無い
という結論になりました
そもそも
この手の問題は、ずっと前からあって、
IP電話で覚えのない国際通話料金の請求に注意 IP-PBXに不正アクセス という記事は、2010年の 11月という大昔。で、結局ここでも
IP-PBXソフトウェアなどに対し、不十分なセキュリティ対策を突いて第三者が不正アクセスし、内線端末になりすまして国際通話をしているケースが確認できたという。
と、今回と全く同じ。
NTT 東日本
NTT 西日本
で、原因となるソフトウェア
IP−PBXとは、Internet Protocol Private Branch eXchange(インターネットプロトコル構内交換機)の略。IPネットワーク内で、IP電話端末の回線交換を行なう装置およびソフトウェアのことです。企業や家庭などのLANにおいて、IP電話による内線電話網を実現する等の目的で使用されます。
要するに、外部からアクセスしてひかり電話からは内線という扱いで普通に電話できてしまうと言う事なので、自分の契約電話が家や会社の外から使えるというもの。当然無条件では悪用されるのでパスワード等でガードするのだろうけれど、そのへんを突破する方法は現実には存在してしまうというか、ロクにセキュリティが設定されてないとかで他人が勝手に国際通話するという事件。
可能性はゼロでは無い理由
ここまで来ると、『なんだ、一般的では無い』と思うのだけれど、奇しくも『無線LAN「ただ乗り」を初摘発 パスワード解析して不正接続、容疑で男逮捕』というニュースが同日に流れていました。
こうなると、『やばい』となるわけで、LivyTalk というアプリでは、WiFi に繋げる事ができると( 当然セキュリティ突破している )、内線としてひかり電話で電話をかけれるわけです。
なので可能性はゼロでは無いので対策
海外向けの電話の発信を休止すればいいだけです。
が、全ての問題はこういうものを放置している NTT だと思うのですが、普通の家庭では国際電話なんかかけないですし、企業にしたってかける可能性は低い。たとえあったとしても外部から接続してきた場合の国際電話を拒否する設定ぐらいあってもいいと思うのです。
で、結局 0120-116116 にかけて国際通話不能にしました
混んでるとは思ってましたが、5分くらいで繋がりました。もう、向こうはその前提で会話している感じで、電話番号と契約者名と自分の名前と住所を言うと処理が終わり、2営業日ほどかかると言われました。つまり、『今日が土曜なので、火曜日』という説明を受けました
簡単だけれど、こんな事なきゃ一生気づかないです。なんで放置すんねん > NTT
とは言え、それなりの安心を得られたのは事実です。
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at 2015-06-15 02:42
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